HEADLINES, May 2000             .
最新情報 5月

 

|| 過去のトピックス || 4 | 3 | 2 | 1 || 99 ||

  ゴドルフィンの2騎、ベルモントSへ  [ 5/31/2000 ]

  5月29(月)ベルモントパーク競馬場にて、ゴドルフィンレイシングGdolphin Racingの2騎、チーフシアトルChief SeattleとキュルールCuruleが、6月10日(土)ベルモントS(G1)へ向けた調教を行った。昨年のブリーダーズCジューヴェナイル(G1)2着以来のレースとなるチーフシアトルは、ベイリーを背に1マイルを98秒で駆け抜けた。ケンタッキーダービー(G1)7着のキュルールは、すっと動き7Fを68秒をマークした。もし、チーフシアトルがベルモントSに出走しない場合は、4歳限定のステークスかアラワンスへ回るとのこと。(Daily Racing Form)

 

  ベルモントSへ慎重な態度―ペガサス&アンシェイディド  [ 5/31/2000 ]

  ケンタッキーダービー(G1)の覇者、フサイチペガサスFusaichi PegasusとピーターパンS(G2)2着のアンシェイディドUnshadedはともにベルモントS(G1)出走への態度を保留している。ドライスデイル師は、プリークネスS(G1)後のペガサスの馬体減を懸念しており、ナフツカー師は、アンシェイディドがまだ成長途上にあることを気にかけている様子。(Daily Racing Form)

 

  プエルトマデロ、球節を手術  [ 5/31/2000 ]

  5月13日(土)のマーヴィンルロイH(G2)で最下位の7着に破れたプエルトマデロPuerto Maderoが、左脚球節から骨片を摘出する手術を受けた。症状は重くなさそうだが、復帰は未定。プエルトマデロは'99ドンH(G1)より勝ち星から遠ざかっているが、今年のサンタアニタ(G1)3着、デュバイワールドカップ(G1)4着と復調気配を見せていた。(Daily Racing Form)

 

  ホルヘ・チャヴェス、ヴェネツィア賞受賞  [ 5/31/2000 ]

  5月29日(月)のレース前、チャヴェス騎手にマイク・ヴェネツィア賞Mike Venezia Awardが授与された。チャヴェスは、「ヴェネツィア賞受賞は、私にとって多くの意味を有する。勝ち負けではなく、スポーツマンシップsportsmanshipとシティズンシップcitizenshipが評価されたのであって、受賞は名誉で、すばらしい気分だ。」とコメントしている。同賞は1988年10月13日、ベルモントパーク競馬場における落馬事故で命を落としたマイク・ヴェネツィア騎手を記念して、非凡なスポーツマンシップとシティズンシップを示したジョッキーに与えられる。過去の受賞者に、ビル・シューメイカーBill Shoemaker、クリス・マキャロン、アンヘル・コルデロ・ジューニアAngel Cordero Jr.、ジェリー・ベイリーマイク・スミスパット・デイラフィット・ピンカイ・ジューニアロビー・デイヴィス、エディー・メイプルEddie Maple、およびギャリー・スティーヴンズがいる。
  チャヴェス騎手の詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。 (Daily Racing Form)

 

  エドガー・プラド、通算4000勝達成  [ 5/31/2000 ]

  プラド騎手が、5月28日(日)ベルモントパーク競馬場の第2レース、$17,500のクレイミングレースでサンダーブリーズThunder Breezeに騎乗し勝利を収め、通算4000勝を達成した。4000勝達成は41人目。
  プラドは1983年に祖国ペルーでデビュー、1986にアメリカに移籍。1986年6月にコールダー競馬場でシングルラブSingle Loveを駆り、アメリカ初勝利を挙げる。1997年536勝、98年474勝、99年には402勝を記録し、3年連続最多勝ジョッキーに輝く。
  プラド騎手の詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。 (The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  レッドブレット、ベルモントSを回避  [ 5/31/2000 ]

  5月28日(日)、オルセノ師はレッドブレットRed Bulletを6月10日(土)のベルモントS(G1)に出走させないと発表した。
  レッドブレットは、8月6日(日)モンマスパーク競馬場で行われるハスケル招待H(G1)、および8月26日(土)サラトガ競馬場で行われるトラヴァーズS(G1)へ向けて調整される。関係者はトリプルクラウンのひとつを獲得したことに満足しており、同馬にとってレース間隔を充分に開けることが最良だと考えているようだ。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  ヤンキーヴィクター、余裕のG1初制覇―メトロポリタンH  [ 5/30/2000 ]

  NTRAチャンピオンズオンフォックスシリーズ第10戦、メトロポリタンH(G1)は、5月29日(月)ベルモントパーク競馬場ダート8Fを舞台に8頭によって争われた。当初は東海岸のマイル王、アファームドサクセスAffirmed Succed、4歳馬モーザンレディーMore Than Readyの参戦も伝えられてたが結局は回避。8頭立てと落ち着いた頭数となったが、主立った短距離馬、マイラーが顔をそろえ、さらには牝馬のオネストレイディーHonest Ladyの参戦もあって興味深い一戦となった。
  1番人気はUAEに遠征、見事デュバイゴールデンシャヒーン(G1)で勝利を飾っての凱旋となるビッグジャグBig Jag(3.60*)。以下、昨年の覇者で前走のテキサスマイルS(G3)で久々の勝ち星を挙げたサーベアSir Bear(4.95)、ウェストチェスターH(G3)を勝ち、好調のヤンキーヴィクターYankee Victor(5.30)、グレイドレース7勝の強豪リヒタースケイルRichter Scale、サンタモニカH(G1)の勝ち馬で敢然と牡馬に立ち向かうオネストレイディー(5.80)が続き、主役不在で大混戦の様相。
  ストレイトマンStraight Manがハナを切ったが、すぐさまヤンキーヴィクターが先頭を奪い、半マイル45.58という平均的なラップを刻む。先頭と差のない中団にリヒタースケイル、ビッグジャグが位置し、サーベアは7番手、オネストレイディーはしんがりを追走する。4コーナーからヤンキーヴィクターが後続を離しにかかると、ビッグジャグ、リヒタースケイルはついて行けなくなる。代わって後方から仕掛け気味に上昇してきたサーベアが2番手に上がるが差が詰まらない。最後はオネストレイディーが直線だけですごい脚をつかって追い込むも、サーベアを交わしただけ。余裕のヤンキーヴィクターとは4馬身3/4差がついていた。良馬場の勝ち時計は、1.34.64。
  ヤンキーヴィクターは、ウェストチェスターH(G3)につづきグレイドレース2勝目。活きのいい5歳馬に既存戦力は歯が立たなかった。マイル戦線はこのまま新旧交代を迎えるのか。オネストレイディーは大健闘の2着。短距離なら牝馬特有の切れで牡馬と互角に渡りあえるか。
  チャンピオンズシリーズ情報はこちらをご覧ください。

 

  リボレッタ、西海岸の女王に―ミレイディーブリーダーズカップH  [ 5/30/2000 ]

  2月のサンタマリアH(G1)より続く、一連の西海岸牝馬中距離路線の中核をなすG1レース、ミレイディーBCH(G1)は、5月28日(日)ハリウッドパーク競馬場ダート8.5Fを舞台に6頭によって争われた。レースは、前哨戦にあたる5月7日(日)ホーソーンH(G2)エクセレントミーティングExcellent Meetingを7馬身ちぎる圧勝劇を演じたリボレッタRibolettaが1番人気(2.0倍)に応えて、再び2着以下に影を踏ませずボーデライズBordelaiseに3馬身1/4差をつけて逃げ切り勝ちを収めた。復活が期待されるエクセレントミーティングは後方から差を詰めるも3着まで。
  リボレッタは、3月5日(日)サンタマルガリタH(G1)、5月7日(土)ホーソーンH(G2)に続き、グレイドレースを3連勝。ここ2戦は、エクセレントミーティング以下をまったく問題にしない楽な勝ちっぷり。南半球出身ということもあって、表記は6歳でも実質は5歳の秋に当たる充実期。マニスティークManistiqueが退き、シルヴァーブレットデイSilverbulletday、エクセレントミーティングが復調にとまどうなか、西海岸の新女王が誕生した。

 

  ローンスターパークH(G3)出馬表  [ 5/28/2000 ]

5月29日 ローンスターパーク競馬場 4歳以上 ダート8.5F 総賞金$300,000

   
馬名
性齢
斤量
騎手
 
1
ミッドウェイマジストレイトMidway Magistrate 騸7 52.6 S. J. Sellers
 
2
ナイトドリーマーNite Dreamer 牡6 52.6 R. Albarado
 
3
ミスターロスMr Ross 騸6 51.7 E. C. Perner
 
4
スパインレスジェリーフィッシュSpinelessjellyfish 牡5 51.7 L. H. Jauregui
 
5
レクシントンパークLexington Park 騸5 51.7 J. Beasley
 
6
ワールドリーウェイズWorldly Ways 牡7 51.3 D. J. Meche
 
7
サルトリーサブスティテュートSultry Substitute 騸6 51.3 G. K. Gomez
 
8
ティービートラックスターT. B. Track Star 牡5 51.7 E. M. Jr.
 
9
アランズウープAllen's Oop 騸6 52.2 R. Ardoin
 
10
ミッドナイトクルーMidnight Klugh 騸6 49.9 G. Melancon
 
11
クラシックキャットClassic Cat 牡6 53.5 V. Espinoza
 
12
ノーナイトNo Night 牡5 50.8 D. Carr
 
13
ラフティカスLuftikus 牡5 51.7 D. R. Flores

 

  メトロポリタンH(G1)出馬表  [ 5/28/2000 ]

5月29日 ベルモントパーク競馬場 4歳以上 ダート8F 総賞金$750,000

   
馬名
性齢
斤量
騎手
オッズ
 
1
ウェスタンイクスプレッションWestern Expression 牡5 51.3 E. S. Prado
13.0
 
2
リヒタースケイルRichter Scale 牡7 54.9 R. Migliore
3.5
 
3
ビッグジャグBig Jag 騸8 54.9 A. O. Solis
4.0
 
4
オネストレイディーHonest Lady 牡5 50.3 J. D. Bailey
7.0
 
5
リバティーゴールドLiberty Gold 牡7 51.3 J. A. Santos
13.0
 
6
ストレイトマンStraight Man 牡5 52.2 J. F. Chavez
9.0
 
7
サーベアSir Bear 騸8 53.1 E. Coa
7.0
 
8
ヤンキーヴィクターYankee Victor 牡5 53.1 H. Castillo Jr.
5.5

 

  今週の注目レース――チャールズウィッテンガムH(G1)  [ 5/27/2000 ]

  5月29日:ハリウッドパーク競馬場:4歳以上:芝10F:総賞金$300,000(約3150万円)▼1998年までハリウッドターフカップH(G1)として施行されてきたが、1999年に逝去された名伯楽チャールズ・ウィティングハムCharles Whittingham師の功績をたたえて、現在の名称に変更になった。春のハリウッドパーク開催初のG1レースで、8月初旬のエディー・リードH(G1)へつながる西海岸における重要な芝中距離戦。昨年の勝ち馬は、リヴァーベイRiver Bay。古くはイクセラーExcellerや、本邦輸入種牡馬リヴリアなどが勝利馬に名前を連ねる。

 

  今週の注目レース――メトロポリタンH(G1)  [ 5/27/2000 ]

  5月29日:ベルモントパーク競馬場:4歳以上:ダート8F:総賞金$750,000(約7875万円)▼メットマイルMet Mileの愛称で親しまれてきた春のマイル王決定戦。7〜8Fの主要な番組は、9月下旬のヴォスバーグS(G1)まで施行されないため、マイラーたちにとっての大目標となる。1999年よりスタートした"NTRAチャンピオンズオンフォックス"シリーズの一戦でもある。昨年の勝ち馬は、今年も出走予定のサーベアSir Bear。 過去の勝ち馬に、ファピアノFappiano、コンキスタドールシエロConquistador Cielo、ガルチGulch、クリミナルタイプCriminal Type、ホーリーブルHoly Bullなどのビッグネイムが目白押し。

 

  アーネスト・サミュエル氏が死去  [ 5/27/2000 ]

  カナダにあるサムスンファームの創設者で、北アメリカで最も有力な生産者のひとり、アーネスト・サミュエルErnest Samuel氏が5月23日(火)の夜、69歳で亡くなった。死因は報告されていない。1991年には、カネイディアンレイシングマンオヴザイヤーCanadaian Racing Man of the Yearとイクリプス賞最優秀馬主賞を獲得。41頭のソヴリン賞受賞馬(カナダ年次表彰)と3頭のイクリプス賞受賞馬を生産。ブリーダーズカップは、牝馬で初めてカナダ三冠を制したダンススマートリーDance Smartly('91ディスタフ)、ジャパンカップにも来日したチーフベアハート('97ターフ)で2勝している。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  レモンドロップキッドに黒いブリンカー  [ 5/27/2000 ]

  金曜日の朝、ベルモントパークのメイントラックで行われた調教に、レモンドロップキッドLemon Drop Kidが黒いブリンカーを着けて登場した。5月13日(土)のピムリコスペシャルH(G1)(3着)のレース中、直線でスターティングゲイトを見るなど集中力を欠くそぶりを見せたことから、ブリンカーを装着することを決定したもの。ニューLDKは、6月1日(木)ベルモントパーク競馬場のブルックリンH(G2)で雪辱を期する。(Daily Racing Form)

 

  モーザンレディー、メットマイルを回避  [ 5/27/2000 ]

  ケンタッキーダービー(G1)4着のモーザンレディーMore Than Ready陣営は、メトロポリタンH(G1)を回避する方向に傾いている。4歳馬MTRの古馬挑戦が注目を集めていたが、夏から続く4歳馬限定のビッグレースに備えたほうが得策という損得勘定かららしい。夏秋キャンペインは、7月9日(日)ベルモントパーク競馬場で行われる4歳馬限定のドワイヤーS(G2)からスタートし、8月6日(日)モンマスパーク競馬場のミリオンレース、ハスケル招待H(G1)を大目標におき、その結果次第では、8月26日(土)サラトガ競馬場で行われる真夏のダービー、トラヴァーズS(G1)を視野に入れるとのこと。(Daily Racing Form)

 

  アファームドサクセス、新境地を求め芝へ  [ 5/27/2000 ]

  来週行われるベルモントパーク、ダート8FのメトロポリタンH(G1)かモンマスパーク、芝8FのレッドバンクH(G2)に出走予定であった東海岸のマイル王、アファームドサクセスAffired Successは、両レースをともに回避する公算が大きくなった。調教後、左前脚首に張りが見られ、レントゲン検査の結果、問題は見つからなかったが大事をとってのもの。今後は7月4日(火)ベルモントパークで行われる芝8FのポーカーH(G3)へ向けて調整される。ASの姉たちが芝のレースで勝っているため、新境地を求め芝のレースを使うこととのことだ。(Daily Racing Form)

 

  アニーズ、秋まで休養  [ 5/26/2000 ]

  ケンタッキーダービーで13着に終わった、昨年の最優秀3歳牡馬アニーズAneesは、5月22日(月)に両前脚から骨片を除去する手術を受け、秋まで休養することになった。アニーズはケンタッキーダービーのスタート時、内側に屈んだ際、両前脚首を痛めた模様。当初は、1〜2ヶ月ほどの軽傷と見られていたが、精査の結果剥離骨折と判明した。(Daily Racing Form)

 

  リングズアチャイムも引退  [ 5/25/2000 ]

  リングズアチャイムRings a Chimeは、5月19日のブラックアイドスーズンS(G2)のレース中に腱を痛め、そのまま引退することになった。▼リングズアチャイムは、シアトルスルーの直仔メットフィールドMet Field産駒の4歳牝馬で、生涯成績13戦4勝。獲得賞金は$606,315(約6300万円)。おもな戦績に4月8日(土)のアシュランドS(G1)。また、5月5日(金)のケンタッキーオークス(G1)シークレットステイタスSecret Statusの2着と健闘していた。初年度交配は、ストームキャットが予定されている。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  '98ケンタッキーオークス馬、キーパーヒルが引退  [ 5/25/2000 ]

  オーナー、ドクター・ジョン・チャンドラーDr. John Chandler氏の発表によると、キーパーヒルKeeper Hillは5着に終わった5月5日(金)のルーイヴィルBCH(G2)を最後に現役を引退し、今月初めゴーンウェストGone Westとの交配を済ませたとのこと。今年はサンタマリアH(G1)からキャンペインをスタートさせたが5着と振るわず、往年の強さが見られなくなったことから引退する運びとなった。▼キーパーヒルは、デピュティーミニスターDeputy Minister産駒の6歳牝馬で、生涯21レースに出走し、$1,661,281(約1億7400万円)を獲得した。KHは、デビューから3走はニューヨークのマゴーヒー師によって管理され、後にカリフォルニアのフランケル師のもとへ移った。主要な勝ち鞍には、'98ラスヴィルヘネスS(G1)、'98ケンタッキーオークス(G1)、'99スピンスターS(G1)がある。ほかにも'98サンタアニタオークス(G1)、'98マザーグースS(G1)、'98CCAオークス(G1)、'98ガゼルH(G1)の2着をはじめ、出走したほとんどのレースで上位入線を果たした。イクリプス賞最優秀4歳牝馬のタイトルこそ、'98BCディスタフで2着したバンシーブリーズBanshee Breezeに奪われてしまったが4歳時は抜群の強さを誇った。(Daily Racing Form)

 

  エクセレントミーティング、雪辱を期す―ミレイディーBCH  [ 5/25/2000 ]

  昨年の4歳牝馬トップホースの一頭、エクセレントミーティングExcellent Meetingが5月28日(日)のミレイディーBCH(G2)で今期初勝利を狙っている。昨年8月のデルマーオークス(G1)9着後、膝の手術を受け長期休養に入っていた同馬は、復帰緒戦、5月7日(土)のホーソーンH(G2)は、リボレッタRiborettaに7馬身離された2着に終わった。しかし、その後はすこぶる順調で、再戦となるリボレッタに雪辱を期す。同レースには、スパニッシュファーンSpanish Fern、スムーズプレイヤSmooth Player、スピーキングオヴタイムSpeaking of Timeが出走を予定してる。(Daily Racing Form)

 

  カフェラッテは、ゲイムリーHがベヴァリーヒルズH  [ 5/25/2000 ]

  4月22日(月)のサンタバルバラH(G2)を勝ったカフェラッテCaffe Latteは、6月3日(土)のゲイムリーH(G1)か7月2日のベヴァリーヒルズH(G1)へ向かう。最終目標はブリーダーズカップとのこと。(Daily Racing Form)

 

  ジェネラルチャレンジ、調教開始  [ 5/25/2000 ]

  4月9日(日)のサンベルナルディノH(G2)3着後、軽い喉の手術を受けたジェネラルチャレンジGeneral Challengeが調教を開始した。今後は、7月9日(日)のハリウッドゴールドカップH(G1)に向け調整される。(Daily Racing Form)

 

  ラニングスタッグ、順風満帆  [ 5/25/2000 ]

  5月24日(水)、ベルモントパーク競馬場で行われたアラワンス戦に出走したラニングスタッグRunning Stagは、3番手から抜け出し、アーリーウォーニングEarly Waring以下に1馬身1/2差をつけ1番人気に応え快勝した。ダート9Fの勝ち時計は1.48.04(Fast)。足馴らしを終え、予定通り6月3日(土)のマサチューセッツH(G2)へ向かう。

 

  ベーレンズ、マスキャップに向け順調  [ 5/25/2000 ]

  デュバイワールドカップ(G1)2着以来の出走となるベーレンズBehrensが、マサチューセッツH(G2)に向け順調な仕上がりを見せている。好調が続けば、同レース後、8月6日(土)のウィトニーH(G1)、そして10月のジョッキークラブゴールドC(G1)へ駒を進めてゆく予定。もちろん最大の目標は、今年はチャーチルダウンズで行われるBCクラシック(G1)。なお同厩で、ピムリコスペシャルH(G1)で2着と健闘したプレズントブリーズPleasant Breezeは、スティーヴンフォースターH(G1)へ向かう。(Daily Racing Form)

 

  インピーチメント、ベルモントSへ息巻く  [ 5/24/2000 ]

  ケンタッキーダービー(G1)プリークネスS(G1)でともに3着と好走し、良血開花を伺わせるインピーチメントImpeachment陣営がラストジュエル奪取に意気込んでいる。同馬にとって、ベルモントS(G1)はもっとも注目していたレースで、春先からの大目標だったとのこと。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  レッドブレット、ベルモントSに逡巡  [ 5/24/2000 ]

  プリークネス(G1)でG1初勝利を飾ったレッドブレット陣営は、ベルモントS(G1)出走に慎重な態度をとっているが、トレーナー(オルセノ師)とオーナー(フランク・ストロナークFrank Stronach氏)との協議の結果、日曜日の時点で出走は五分五分。ぎりぎりまで、出走か回避かわからないとのこと。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  アイアンホース、ラニングスタッグ北米初登場  [ 5/24/2000 ]

  ラニングスタッグRunning Stagが、5月24日(水)ベルモントパーク競馬場で行われる$59,000のアラワンスレースで、今期初めて北アメリカに姿を現す。陣営はアラワンスをプレップに6月3日(土)サフォクダウンズのマサチューセッツH(G2)と6月11日(日)ベルモントパークのブルックリンH(G2)に連闘で出走する準備があるという。昨年もRSは両レースに出走したのだが、そのときは2週間の間隔があった。RSは、過去10ヶ月でイギリス、サラトガスプリングズ、エルモント、香港、およびアラブ首長国連邦のレースに参加している。(Daily Racing Form)

 

  イクトンパーク、デュバイ帰りで初勝利  [ 5/21/2000 ]

  3月25日のデュバイワールドカップ(G1)5着以来の出走となったイクトンパークEcton Parkが5月20日(土)ピムリコ競馬場のウィリアム・ドナルド・シェイファーH(G外)に登場。1番人気に応え、後続に8馬身1/4差の逃げ切り勝ちを収めた。DWCの参加馬は疲労回復に時間がかかるものだが、イクトンパークに関しては事後の調整が非常にうまくいったようだ。次走は6月17日(土)チャーチルダウンズ競馬場のスティーヴンフォースターH(G2)か、6月11日(土)ベルモントパーク競馬場のブルックリンH(G2)を予定。(Daily Racing Form)

 

  フサイチペガサス破れる―プリークネスS  [ 5/21/2000 ]

  アメリカ三冠第2段、オールドヒルトップOld Hill TopことプリークネスS(G1)は、5月20日(土)ピムリコ競馬場を舞台に8頭で争われ6番人気のレッドブレットRed Bulletが直線でふらつくも力強く抜け出し快勝した。圧倒的1番人気に支持されたフサイチペガサスFusaichi Pegasusは、4コーナーから伸び切れず、勝ち馬から3馬身3/4離された2着に終わる。
  レースは、ハイイールドHigh Yield、ヒューヘフナーHugh Hefner、ハルズホープHal's Hopeがハナを争う展開で、フサイチペガサスは先行争いを眺める絶好の5番手でレースを進める。4コーナーで先行争いを演じた3頭が後退すると、7番手に控えていたレッドブレットが一気に進出。フサイチペガサスが並びかけるも、RBの伸び脚鋭く、直線は差を広げてゴール。3着には、後方から外を回って差を詰めたインピーチメントImpeachmentで、ケンタッキーダービーに続き3着。良血開花の兆し。
  レッドブレットはグレイドレース2勝目。ほかにガサムS(G3)を制している。ケンタッキーダービー不出走でプリークネスSを制したのは、83年のディピューティドテスタモーニーDeputied Testamony以来17年ぶり。 RBはケンタッキーダービーでフサイチペガサスと対戦するのは分が悪いと同レースをスキップした経緯があり、当レース一本に絞って調整を進め、鞍上に名手ベイリーを配したオルセノ師の秘策が功を奏した格好。ガサムS(G3)、ウッド記念S(G2)を見ても、今年のニューヨーク組は強い。なお、2着に破れたフサイチペガサスのデザーモ騎手は、悪化した馬場(稍重)にのめったとコメントし、ドライスデイル師も敗因を馬場に求めている。フサイチペガサスは6月10日(土)のベルモントSへ向かうが、レッドブレットは未定とのこと。

 

  アンシェイディドはピータンパンSへ  [ 5/20/2000 ]

  レクシントンS(G2)の勝ち馬でケンタッキーダービー(G1)の惑星馬と見られていたアンシェイディドUnshadedは、5月27日(土)ベルモントパーク競馬場で行われるダート9FのピータンパンS(G2)から、ベルモントS(G1)を目指すことになった。同レースには、ウィザーズS(G3)の勝ち馬、ビッグイーイーBig E E、スコティッシュヘイローScottish Halo、ポーストポーンドPostponed、ランスパスタムRunspastum、スルーヴァリーSlew Valley、ターコダーヒルズTahkodha Hills、アピーリングナウAppealing Now、スパイラルS(G2)の勝ち馬、グローバライズGlobalize、グランドルフットGrundlefoot、イリノイダービー(G2)の勝ち馬、パフォーミングマジックPerforming Magic、 ハーラントラヴェラーHarlan Travelerなどが出走を予定している。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  モーザンレディー、メットマイルに出走も  [ 5/20/2000 ]

  ケンタッキーダービー(G1)で4着と健闘したモーザンレディーMore Than Readyが、5月29日(月)ベルモントパーク競馬場で行われるダート8FのメトロポリタンH(G1)に登録した。管理するステューアート師は不確定と前置きしながらも出走の可能性を示唆した。同レースには、今年のデュバイゴールデンシャヒーン(G3)の勝ち馬、ビッグジャグBig Jag、 昨年の覇者、サーベアSir Bear、デイヴィッドDavid、リヒタースケイルRichter Scale、ストレイトマンStraight Man、ウェスタンイクスプレッションWestern Expression、ヤンキーヴィクターYankee Victor、牝馬のオネストレディHonest Lady、アファームドサクセスAffirmed Success、ロードグリロLord Grillo、リバティーゴールドLibety Gold、キンバーライトパイプKimberlite Pipeなど、東西のトップマイラーが揃う豪華なレースになりそうだ。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  プリークネスS(G1)出馬表  [ 5/15/2000 ]

5/20 ピムリコ競馬場 4歳 牡騸57.2kg 牝54.9kg ダート9.5F 総賞金$1,000,000(約1億500万円)

   
馬名
騎手
調教師
オッズ
 
1
ヒューヘフナーHugh Hefner V. Espinoza M. F. Jones
21.0
 
2
スナックインSnuck In C. B. Asmussen S. M. Asmussen
13.0
 
3
インピーチメントImpeachment C. Perret T. A. Pletcher
9.0
 
4
レッドブレットRed Bullet J. D. Bailey J. F. Orseno
5.5
 
5
ハイイールドHigh Yield P. Day D. W. Lukas
11.0
 
6
キャプテンスティーヴCaptain Steve R. Albarado B. Baffert
9.0
 
7
フサイチペガサスFusaichi Pegasus K. J. Desormeaux N. D. Drysdale
1.6
 
8
ハルズホープHal's Hope R. I. Velez H. J. Rose
21.0

 

  ビーヴォ、復帰緒戦を勝利で飾る  [ 5/15/2000 ]

  昨年のフューチュリティーS(G1)、サラトガスペシャルS(G2)を制した快速馬ビーヴォBevoが、2000年度キャンペインを勝利でスタートさせた。5月12日(金)ベルモントパークで行われたアラワンス戦に登場したビーヴォは、1番人気(2.95倍)に支持に応えて見事、逃げ切り勝ちを収めた。4歳馬ながら、アフィノメノンH(G2)勝ちの古馬インティダブIntidabを抑えたのには価値がある。距離延長も克服できるそうだが当面は短い距離を使い、次走は6月10日(土)ベルモントパーク競馬場で行われるリヴァリッジS(G2)7Fに向けて調整される。ビーヴォはフューチュリティーSで、モーザンレディーMore Than Readyや先日引退したグリーンウッドレイクGreen Woodlakeをといった強豪を完封したのち骨折。左ヒザの骨片を除去する手術を受け、現在まで休養を強いられていた。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  アーリントンパーク競馬場、2年半ぶりに再開  [ 5/15/2000 ]

  カジノとの競合による不利益のため、1997年10月10日から閉鎖されていたアーリントンパーク競馬場が5月14日(日)、2年半ぶりに開幕した。低温と強風のあいにくのコンディションであったにも関わらず、35,273人もの観衆が訪れ、再開を祝福した。(前日のピムリコスペシャルH(G1)の入場者数が8,191人であることからも歓迎ぶりが推し量られる)。同競馬場のアーリントンミリオンや、セクレタリアトS、ベヴァリーディーSは日本でも著名。(Daily Racing Form)

 

  ゴールデンミシルG1初制覇―ピムリコスペシャル  [ 5/13/2000 ]

  NTRAチャンピオンズオンフォックスシリーズ第9戦、ピムリコスペシャルH(G1)は、5月13日(土)ピムリコ競馬場ダート9.5Fにて8頭にて争われ、4番人気のゴールデンミシルGolden Missileが3コーナーから先頭に並びかける積極的な競馬でG1初制覇を飾った。
  前走、オークローンH(G1)で追い込み勝ちを決めたケイワンキングK One Kingが2.90倍で1番人気。2番人気(5.10倍)は、昨年のベルモントS(G1)、トラヴァーズS(G1)の勝ち馬で、アラワンス戦(1着同着)を一叩きして臨むレモンドロップキッドLemon Drop Kid。以下、精彩を欠くレースが続くももの昨年のブリーダーズCクラシックの勝ち馬、キャットシーフCat Thief(5.50倍)、勝ちきれないものの安定上位のゴールデンミシルGolden Missile(5.70倍)が差なく続く。
  ハナを切ったのはキャットシーフで、バドロワイヤルBudroyaleは2番手に控える。ケイワンキングは3番手、ゴールデンミシルは5番手、レモンドロップキッドは7番手にポジショニングするが、先頭からしんがりまで5馬身ほどのひとかたまりになってレースが進む。キャットシーフがつくる淡々とした流れのなか、3コーナーからゴールデンミシルが早めに仕掛け、つれてプレズントブリーズPleasant Breeze、レモンドロップキッドが進出。直線は3頭のレースなるが、一番早く動いたゴールデンミシルがそのまま押し切り後続に2馬身の差をつけてゴール。2着争いは7番人気のプレズントブリーズPleasant Breezeが2番人気のレモンドロップキッドLemon Drop Kidを抑える。1番人気に支持されたケイワンキングK One Kingは早めの競馬も直線バテて6着に沈む。最後方から差を詰めたアルムタワケルAlmutawakelが4着。逃げたキャットシーフは5着。バドロワイヤルはいいところがなく7着に終わった。なお、プレズントブリーズはレース中、左脚に擦り傷を受けたが程度は軽い模様。
  チャンピオンズシリーズ情報はこちらをご覧ください。

 

  ブレイヴアクトが引退  [ 5/11/2000 ]

  古豪、ブレイヴアクトBrave Actが、調教中の怪我がもとで引退することになった。4月27日、ハリウッドパーク競馬場におけるターフクラシックS(G1)へ向けての追い切り後、軽度の骨折が判明した。
  ブレイヴアクトは、生涯成績27戦13勝。獲得賞金は$1,544,940。結局G1には手が届かなかったが、3歳から7歳までの現役生活をタフに走り抜き、すべての年齢でグレイドレースに勝利した(通算8勝)。今年もサンガブリエルH(G2)イクスプローシヴビッドH(G3)を制し、ベテラン健在なところを見せていた。今後は種牡馬として供用される予定。(Daily Racing Form)

 

  ピムリコスペシャルH(G1)出馬表  [ 5/11/2000 ]

5/13 ピムリコ競馬場 4歳以上 ダート9.5F 総賞金$750,000

   
馬名
性齢
斤量
騎手
 
1
アランズウープAllen's Oop 騸6 50.3 Willie Martinez
 
2
プレズントブリーズPleasant Breeze 牡6 50.3 J. F. Chavez
 
3
ケイワンキングK One King 牡5 52.2 M. E. Smith
 
4
レモンドロップキッドLemon Drop Kid 牡5 54.4 E. S. Prado
 
5
キャットシーフCat Thief 牡5 53.5 P. Day
 
6
ゴールデンミシルGolden Missile 牡6 51.3 K. J. Desormeaux
 
7
バドロワイヤルBudroyale 騸8 54.0 A. O. Solis
 
8
アルムタワケルAlmutawakel 牡6 53.1 J. R. Velazquez

 

  ピムリコスペシャルの主な出走予定馬  [ 5/10/2000 ]

  NTRAチャンピオンズオンフォックスシリーズ第9戦、古馬による伝統の一戦、ピムリコスペシャルH(G1)は、今週土曜日、ピムリコ競馬場において行われる。昨年は、リアルクワイエットReal Quiet、フリーハウスFree Houseの息詰まる攻防に沸いた同レースだが、今年はどのような結果が待っているのだろうか。
  1番人気に推されそうなのは、昨年のベルモントS(G1)、トラヴァーズS(G1)の勝ち馬で、順調な仕上がりを見せるレモンドロップキッドLemon Drop Kidで120ポンド(54.4kg)のハンデが与えられそう。鞍上には、エドガー・プラドが予定されている。そして、オークローンH(G1)出走組6頭が再び顔を合わせる。1〜6着まで順に、ケイワンキングK One King、アルムタワケルAlmutawakel、キャットシーフCat Thief、プレズントブリーズPleasant Breeze、バドロワイヤルBudroyale、アランズウープAllen's Oop。他にも、ドンH(G1)2着以降、人気を背負うも歯がゆいレースが続くゴールデンミシルGolden Missileが出走を予定している。

 

  ザデピュティーは芝レースへ回帰  [ 5/ 9/2000 ]

  ケンタッキーダービーで見せ場なく14着に敗退したザデピュティーThe Deputyは、1ヶ月休養を取った後、芝のレースを中心に使ってゆくことになった。長期的な目標として、9月10日のデルマーダービー(G2)、そのプレップとして8月19日のラホーヤH(G3)の名前が上がっている。(Daily Racing Form)

 

  デュバイ勢の今後  [ 5/ 9/2000 ]

  ケンタッキーダービー6着のチャイナヴィジットChina Visitは、ヨーロッパへ渡り新たなキャンペインを展開する。同7着のキュルールCuruleはベルモントS(G1)へ。休養中のチーフシアトルChief Seattleも同レースを目指す。(Daily Racing Form)

 

  アニーズ、捻挫で休養  [ 5/ 9/2000 ]

  ケンタッキーダービーで13着に終わったアニーズAneesは、レース中、足首を捻挫し戦線を離脱することになった。アニーズはスタートが悪く、内側に屈んだ際に足首を痛めた模様。今後は、カリフォルニアに戻り、1、2ヶ月は休養に当てることになった。(Daily Racing Form)

 

  アプティテュード、プリークネスSはスキップ  [ 5/ 7/2000 ]

  ケンタッキーダービー(G1)で2着に健闘したアプティテュードAptitudeは、距離適性を理由にプリークネスSをスキップし、ベルモントを目標に調整される。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  フサイチペガサス、サラブレッドの頂点を極める  [ 5/ 7/2000 ]

  今年で126回を数える競馬の祭典、ケンタッキーダービー(G1)は、5月6日(土)チャーチルダウンズ競馬場において総賞金$1,000,000(1億500万円)と至上の名誉を賭けて19頭によって争われた。153,204人は歴代2位にあたる入場者。なお、グローバライズGlobalizeは直前に出走を取り消ししている。ケンタッキーダービーは、スタートからトップスピードで10Fを走り抜け、深いダートと長い直線(約400m)を克服しなければならない世界で1番タフなレースといわれる。究極の試練を勝ち抜いた1頭には、限りない畏敬の念と、勝者のしるしである深紅のバラのレイが与えられる。ダービー制覇を夢見ないホースマンはいないが、アメリカのホースマンのケンタッキーダービーに対する羨望は何にも増して深く、是が非でも使いたいのは同レースだけだという。
  1番人気(3.30倍)に支持されたのは、今年に入って4戦不敗、サンフェリペS(G2)ウッド記念S(G2)で圧倒的パフォーマンスを見せつけたフサイチペガサスFusaichi Pegasus。管理するニール・D・ドライスデイル師はブリーダーズカップ5勝の腕利きながら、なぜかダービーには縁がない。2番人気(5.60)は、アメリカ移籍後、サンタカタリナS(G2)サンタアニタダービー(G1)を含み、サンフェリペS(G2)でフサイチペガサスの後塵を拝した以外はパーフェクトな戦績を誇るザデピュティーThe Deputy。管理するジェナイン・サハディ師は、女性トレーナー初のダービー制覇を目論む。以下、4頭をエントリーさせてきたトッド・プレッチャー陣営の大将格トリッピTrippi。スウェイルS(G3)の勝ち馬で、裏路線を歩むも4戦負け知らず、前走フラミンゴS(G3)で懸念されていた距離を克服した。3歳後半の強さが忘れられないキャプテンスティーヴCaptain Steve。リーディング・トレーナー、ボブ・バファート師が秘策を練る。フサイチペガサスの僚馬、3連勝でサンラファエルS(G2)を制し、サンタアニタダービー2着のウォーチャントWar Chant。父は、かのダンツィヒDanzig。母は名牝、ハリウッドワイルドキャットHollywood Wildcat。気性は幼いがポテンシャルでは、他のどの出走馬にも顔負けしない。他には、3頭とのカップリングもシングルでも人気を集めそうだったハイイールドHigh Yield。名伯楽、D・ウェイン・ルーカス師が今年のダービーに送り込んだ大物で、'99ホープフルS(G1)、ファウンテンオヴユースS(G1)ブルーグラスS(G1)のG1レース3勝の成績は最右翼。3歳時の実績、12戦のキャリアは、混戦になる同レースでなによりの武器になる。評価は低いが注目馬としては、昨年に続きゴドルフィンが送り込むアラブの刺客、チャイナヴィジットChina Visit。前走のUAEダービー(G外)を圧勝し2戦2勝。どんなレース運びをするか興味が持たれる。
  ハナを制したのは、大方の予想通りハルズホープHal's Hope。ハルおじさんの夢を乗せて走る。同馬と先行争いをすると見られていたハイイールドは、あおって後方からの競馬になってしまう。差のない2番手には、逃げるレースを続けてきた先に行きたいトリッピ。1馬身ほど開いて、やはり前で競馬をしたいモーザンレディーMore Than Ready。そして、グレイムホールGraeme Hallが外に並ぶ。キャプテンスティーヴ、出遅れたハイイールド、ザデピュティーは並んで中団を進む。その後方にウォーチャント。フサイチペガサスは、先頭から15馬身ほどの後方15番手に待機。逃げるハルズホープが半マイル45.99のハイペースで飛ばし、しんがりのインピーチメントImpeachmentまでは約20馬身の差がつきやや縦長の展開となる。ハルズホープの逃げは3コーナー半ばまでで、変わってトリッピが先頭に立つも、キャプテンスティーヴが一気に進出。後方からは、フサイチペガサスが差を詰め、つれてアプティテュードが上昇する。直線に入るとフサイチペガサスが前走を彷彿とさせるような切れ味を見せ、そのまま後続を完封する。1馬身1/2遅れた2着には、10Fを走るために生まれてきた馬、アプティテュードAptitudeが食い込み、さらに4馬身の差で最後方から直線勝負に賭けたインピーチメントが入線する。4着には先行馬総崩れのなかクビ差の4着に粘り込んだモーザンレディー。3馬身後方には、中団で流れに乗ったウィーラウェイWheelaway。アタマ差でチャイナヴィジット。ゴドルフィンのもう1頭、キュルールCuruleは7着。キャプテンスティーヴは早めの競馬が裏目に出て8着。ウォーチャントは流れ込んだだけの9着。バテたトリッピは11着。3歳チャンピオン、アニーズAneesは、末脚不発で13着。2番人気のザデピュティーは見せ場なく14着。先行することが叶わなかったハイイールドはレースにならず15着に敗退。なお、グレイムホールは直線で競走を中止した。
  フサイチペガサスは、通算成績6戦5勝。グレイドレースは、サンフェリペS(G2)、ウッド記念S(G2)についで3勝目。1998年のキーンランド・ジュライイヤリングセールにおいて400万ドルで落札された高額馬。父は、生産界に燦然とその名を刻むミスタープロスペクターMr. Prospector。母、エインジェルフィーヴァーAngel Feverは、プリークネスS馬、パインブラフPine Bluff、ディーモンズビゴーンDemons Begoneの妹にあたる良血。1番人気の勝利は、1979年のスペクタキュラービッドSpectorcular Bit以来21年ぶり。ミスタープロスペクターの直仔は、ダービー初勝利。オーナー、関口房朗氏はアジア人として初。西海岸の敏腕トレーナー、ニール・D・ドライスデイル師もケンタッキーダービー初制覇。同師は、人気のエーピーインディA.P. Indyをダービー当日にスクラッチした苦い経験があった。生産者はケンタッキーの名門、ストーナーサイド。鞍上のケント・J・デザーモは98年のリアルクワイエットReal Quietにつぎケンタッキーダービー2勝目。
  今年は前に行きたい馬が多く、逃げ馬がハイペースで引っ張ったため、早い時計の決着となった。昨年のキャリズマティックCharismaticより2.17秒早く、ここ10年では1996年のグラインドストーンGrindstoneの2.01に並んで優秀なタイム。フサイチペガサスは、血統良し、馬体良し、動き良し、それに加えケンタッキーダービー制覇となれば、競走馬はしてはもとより先日天寿をまっとうした父の後継種牡馬としても最上級の評価が与えられそうだ。また、今年より新設されたNYRA(ニューヨーク競馬協会)のボーナス$250,000も同時に獲得することになった。同ボーナスは、ウッド記念S(G2)とケンタッキーダービー(G1)を優勝した馬に贈られる。今後は、5月30日(土)ピムリコ競馬場のプリークネスS(G1)、6月10日(土)ベルモントパーク競馬場のベルモントS(G1)へ臨み、三冠ボーナス$5,000,000の獲得を目指す。三冠馬は1978年のアファームドAffirmed以来現れていない。

 

  シークレットステイタス、圧倒的能力で樫の女王に  [ 5/ 6/2000 ]

  大本命、サーフサイドSurfsideの故障回避で、混迷の度合いを深めたケンタッキーオークス(G1)は、2番人気のシークレットステイタスSecret Statusが後続に6馬身3/4差をつけ圧勝した。
  牝馬による競馬の祭典、ケンタッキーオークスは、5月5日(土)チャーチルダウンズ競馬場ダート9Fで総賞金$500,000を賭け14頭によってて争われた。女王サーフサイドの不在で人気は割れ、サンタアニタオークスで同馬に1/2馬身差の2着と好勝負を演じたクマリコンティネントKumari Continentが押し出されるように1番人気(5.70倍)に支持された。差のない2番人気(5.90倍)にフロリダオークス(G3)を接戦でものにしたシークレットステイタス。以下、トライアル、ファンタジーS(G2)を勝ち上がったクラシーキャラClassy Cara(6.10倍)、昨年の3歳牝馬チャンピオン、キャッシュランCash Run(7.30倍)、アシュランドS(G1)でハナ差の2着に健闘したゾフティグZoftigが続き。アシュランドS(G1)の勝ち馬、リングズアチャイムRings a Chimeは10番人気(20.70倍)の低評価に甘んじた。
  ハナを切ったのは、リングズアチャイムで後続に1馬身の差をつけ、半マイル46.34の快調なペースで飛ばす。2番手には、早めの競馬をするキャッシュラン、1馬身開いて西海岸のスペインSpainが続く。人気のクマリコンティネントは中団の後ろ、シークレットステイタスは13番手、クラシーキャラは離れたしんがりを進む。レースが動いたのは3コーナーからで、2番手追走のキャッシュランが早くも手応えが怪しくなり圏外に後退。変わって、後方待機のシークレットステイタスとクラシーキャラが一気に動き出す。直線に入ると、シークレットステイタスが絶好の手応えで抜け出し、逃げ粘るリングズアチャイムを置き去りにする。あとは、シークレットステイタスのワンサイドゲームでゴール時には差を6馬身3/4に広げていた。離れた2着には、実績馬リングズアチャイムが流れ込み、最後方待機のクラシーキャラ追い上げるも3着まで。1番人気のクマリコンティネントは自分の位置取りを守っただけの9着に敗退。キャッシュランはバテて13着に終わる。
  シークレットステイタスは、通算成績9戦5勝。グレイドレースはフロリダオークスに続き2勝目。アリダーAlydayの肌にエーピーインディA.P. Indy というファッショナブルな血統は、勝負根性や耐性に不安が残るものの距離が伸びてさらに良く、能力にものをいわせて押し切るレースで本領を発揮しそう。今後の活躍が楽しみ。

 

  グローバライズ、無念のリタイア  [ 5/ 5/2000 ]

  ケンタッキーダービー(G1)に出走予定だったグローバライズGlobalizeが木曜日の朝、左後脚に外傷を負い、同レースを目前に無念の出走取消をすることになった。同馬は、来週の火曜日にカリフォルニアに戻り、2週間は休養にあてる。(The Blood-Horse INTERACTIVE)

 

  ケンタッキーダービー(G1)出馬表  [ 5/ 4/2000 ]

5/6 チャーチルダウンズ競馬場 4歳 牡騸57.2kg 牝54.9kg ダート10F 総賞金$1,000,000(約1億500万円)

   
馬名
騎手
調教師
オッズ
 
1
グローバライズGlobalize M. E. Smith J. Hollendorfer
51
 
2
アニーズAnees C. S. Nakatani A. L. Hassinger Jr.
21
 
3
アプティテュードAptitude A. O. Solis R. J. Frankel
21
 
4
ウィーラウェイWheel Away R. Migliore J. C. Kimmel
31
 
5
ハルズホープHal's Hope R. I. Velez H. J. Rose
21
 
6
トリッピTrippi J. F. Chavez T. A. Pletcher
6
 
7
デピュティーウォーロクDeputy Warlock M. Guidry K. G. McPeek
31
 
8
キャプテンスティーヴCaptain Steve R. Albarado B. Baffert
9
 
9
ウォーチャントWar Chant J. D. Bailey N. D. Drysdale
7
 
10
モーザンレディーMore Than Ready J. R. Velazquez T. A. Pletcher
11
 
11
ザデピュティーThe Deputy C. J. McCarron J. Sahadi
5
 
12
チャイナヴィジットChina Visit L. Dettori S. bin Suroor
51
 
13
コメンダブルCommendable E. S. Prado D. W. Lukas
6
 
14
グレイムホールGraeme Hall S. J. Sellers T. A. Pletcher
21
 
15
インピーチメントImpeachment C. Perret T. A. Pletcher
6
 
16
フサイチペガサスFusaichi Pegasus K. J. Desormeaux N. D. Drysdale
2.8
 
17
イクスチェインジレイトExchange Rate C. H. Borel D. W. Lukas
31
 
18
ハイイールドHigh Yield P. Day D. W. Lukas
6
 
19
キュルールCurule M. S. Julien S. bin Suroor
51
 
20
ロントンRonton B. Blanc V. Cerin
31

*アンシェイディドUnshadedは回避。
**(12)と(19)、および(6)、(13)、(15)と(18)はカップリング。(4)、(7)と(20)はフィールド。

 

  ヴァージニー引退  [ 5/ 2/2000 ]

  ブラジルとアメリカ、両国でG1を勝ったヴァージニーVirginieが左前脚に小さな骨片が見つかったため現役を引退することになった。一流種牡馬の種付けは終了しているため、交配に関しては来年になる見込み。
  ヴァージニーの生涯成績は、11戦9勝、2着2回。獲得賞金は、$435,122。1997年のブラジル牝馬三冠を制し、ブラジルの1998年度最優秀4歳牝馬に選出された。アメリカ移籍後は、'99ベヴァリーヒルズH(G1)に勝利している。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  ケンタッキーダービー、主な出走予定馬  [ 5/ 1/2000 ]

5/6 チャーチルダウンズ競馬場 4歳 ダート10F フルゲート20頭

 
馬名
 
おもな戦績
オッズ
  アニーズAnees
6戦2勝
BCジューヴェナイル(G1)
13
  アプティテュードAptitude
5戦1勝
 
15
  キャプテンスティーヴCaptain Steve
11戦4勝
ハリウッドフューチュリティー(G1)
16
  チャイナヴィジットChina Visit
2戦2勝
UAEダービー(G外)
21
  フサイチペガサスFusaichi Pegasus
5戦4勝
ウッド記念S(G2)
4
  グローバライズGlobalize
9戦5勝
スパイラルS(G2)
46
  グレイムホールGraeme Hall
8戦3勝
アーカンソーダービー(G2)
*13
  ハルズホープHal's Hope
9戦4勝
ファウンテンオヴユースS(G1)
31
  ハイイールドHigh Yield
12戦4勝
ブルーグラスS(G1)
12
  モーザンレディーMore Than Ready
10戦6勝
ハッチスンS(G2)
22
  ザデピュティーThe Deputy
9戦4勝
サンタアニタダービー(G1)
7
  トリッピTrippi
4戦4勝
フラミンゴS(G3)
41
  アンシェイディドUnshaded
5戦3勝
レクシントンS(G2)
*13
  ウォーチャントWar Chant
4戦3勝
サンラファエルS(G2)
15
  ウィーラウェイWheel Away
5戦2勝
タンパベイダービー(G外)
31

*グレイムホールとアンシェイディドはその他All Other 3-Year-Olds扱い。
過去の成績はこちら。

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