HEADLINES, August 2000            .
最新情報 8月

 

|| 過去のトピックス || 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 || 99 ||

  スティーヴンガットイーヴンが引退  [ 8/31/2000 ]

  スティーヴンガットイーヴンStephen Got Evenが現役を退き、ケンタッキー州にあるレインズエンドファームLane's End Farmで種牡馬入りする。9月16日のウッドワードS(G1)へ向けての調教中に球節を痛めたため、無理をさせずに引退することになった。スティーヴンガットイーヴンは2月のドンH(G1)で、ゴールデンミシルGolden Missile、ベーレンズBehrens、 ベストオヴラックBest of Luck、サーベアSir Bear、アルムタワケルAlmutawakelなど錚々たるメンバーを打ち破ってG1初制覇を成し遂げた。
  スティーヴンガットイーヴンは、父エーピーインディー、母イマースImmerse、母の父コックスリッジの5歳馬で、生涯成績11戦5勝。獲得賞金は$1,019,200。種付料はライヴフォール条件付きで$30,000の予定。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  ヴァルホル、勝利で復帰  [ 8/31/2000 ]

  昨年、不正馬具使用問題で競馬サークルをにぎわせたヴァルホルValholが、デラウェアパークの復帰戦を勝利で飾った。ヴァルホルは、'99アーカンソーダービー(G2)1着後、ビリー・パティン騎手の不正馬具(電気ショックを与える機器)の使用が発覚し、勝利を剥奪された。アーカンソーダービー時で未勝利だったヴァルホルは、ケンタッキーダービー(G1)、プリークネスS(G1)に出走したもののそれぞれ15着、9着と大敗。オハイオダービー(G2)3着後、休養に入っていた。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  シルヴァーブレットデイが引退  [ 8/30/2000 ]

   '98最優秀3歳牝馬、'99最優秀4歳牝馬に輝いたシルヴァーブレットデイSilverbulletdayが、現役引退の意向を明らかにした。シルヴァーブレットデイは、まもなくケンタッキーに向かい、来春にも繁殖入りする。7月23日のデラウェアH(G3)で3着に終わったあと、管理するボブ・バファート師がオーナー、マイク・ペグラムMike Pegram氏に引退を進言したもの。 ペグラム氏も、シルヴァーブレットデイにトップで戦える力がなければ、現役を続行することは望まないとのこと。
  シルヴァーブレットデイは、父シルヴァーデピュティーーSilver Deputy、母ロクビーローズRokeby Rose、母の父トムロルフTom Rolfeの5歳牝馬。生涯成績*は、5つのG1レースを含み23戦15勝、$3,000,000以上を稼ぎ出した。3歳時は、7戦6勝。ブリーダーズカップフィリーズ(G1)で、ステイブルメイドであるエクセレントミーティングとの激闘の末に勝利。 4歳時は圧倒的なスピードを武器に、ケンタッキーオークス(G1)を含み年頭から破竹の8連勝。その後、敢然とベルモントS(G1)に臨むも牡馬の壁は厚く7着に敗退。ブリーダーズカップディスタフ(G1)も最優秀古馬牝馬に選出されたビューティフルプレジャーBeautiful Pleaseの後塵を拝した。5歳時は、往年のスピードが戻らず、5戦してステークスを1勝したのみだった。*グレイドレースは、以下の8勝。'98ソレントS(G2)、'98アルシバイアディーズS(G2)、'98BCジューヴェナイルフィリーズ(G1)、'99アシュランドS(G1)、'99ケンタッキーオークス(G1)、'99ブラックアイドスーズンS(G2)、'99アラバマS(G1)、'99ガゼルH(G1)(Daily Racing Form)

 

  レッドブレット、年内休養へ  [ 8/29/2000 ]

  プリークネスS(G1)の覇者、レッドブレットRed Bulletが、左前脚管骨骨折の疑いのため、年内一杯を休養にあてることになった。レッドブレットは、フロリダ州にあるオーナー、フランク・ストロナークFrank Stronach氏の所有するアデナスプリングズファームAdena Springs Farmで療養し、2001年の始めにレースに復帰する予定。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  アータクスが紆余曲折の末、正式に引退  [ 8/29/2000 ]

  アータクスArtaxが公式に引退し、テイラーメイドファームTaylor Made Farmで種牡馬入りすることになった。ルイ・アルベルトラニ師によると、トレーニングスケジュールに若干のトラブルが生じたため、2000年度キャンペインを断念するとのことだ。アータクスは、今シーズンからニューヨーク州ジャーマンタウンGermantown近郊のClermont Farmファームで種牡馬入りし、93頭との交配を済ませたあと、現役復帰を目指し夏から調教に戻っていた。アータクスは'99ブリーダーズカップスプリント(G1)などを制し、'99イクリプス賞最優秀スプリンターに選出された。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  ナカタニ騎手が落馬で骨折  [ 8/29/2000 ]

  コーリー・ナカタニ騎手が土曜日6Rの落馬で左鎖骨を骨折、全治5週間と診断された。そのため、土曜日8Rのメインレース、パシフィッククラシックS(G1)で騎乗予定だったジェネラルチャレンジGeneral Challengeはラフィット・ピンカイ・ジューニア騎手に乗り替わりとなった。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  スキミングが完封――パシフィッククラシックS  [ 8/26/2000 ]

  夏の西海岸最大のレース、パシフィッククラシック(G1)は、8月26日(土)デルマー競馬場ダート10Fを舞台に7頭によって争われた。アーリーパイオニアEarly Pioneer、バドロワイヤルBudroyal、 ビッグテンBig Tenなどの西海岸ベースの実績馬が不在で、ジェネラルチャレンジGeneral Challengeが一本被りの人気も止むを得ないメンバー構成となった。
  圧倒的1番人気に支持されたのは、ハリウッドゴールドカップS(G1)で、伏兵馬に不覚を取るも、西海岸実力No.1のジェネラルチャレンジで1.90倍。 以下、アファームドH(G3)の勝ち馬、ティズナウTiz Now(5.00倍)、サンディエゴH(G3)の圧勝で意気上がるスキミングSkimming(5.70倍)、コーンハスカーBC(G3)3着以来のイクトンパークEcton Park(7.20倍)までが10倍以下の人気。
  大方の予想通り、スキミングが半マイル45.53といった快調なペースで飛ばす。1馬身ほどの等間隔で、フォーティーワンキャラッツForty One Carats、ティズナウ、リヴァーキーンRiver Keen、イクトンパークと続く。前走で先行策に打て出、2着に敗れたジェネラルチャレンジは、従来の指定席である最後方に落ち着く。レースは淡々と進むが、バックストレッチの終わりあたりで、早々とフォーティーワンキャラッツの手ごたえがあやしくなり、代わってティズナウがスキミングにプレッシャーをかける。ジェネラルチャレンジも徐々に動き出し、イクトンパークを交わして6番手に浮上する。4コーナーに入ると、逃げるスキミングが後続を離しにかかり、2番手のティズナウが何とか喰らいついてゆく。ジェネラルチャレンジが内をついて追い上げるも思ったほど伸びず、後から仕掛けたイクトンパークにも太刀打ちできない。結局、逃げ込みを図ったスキミングがセーフティーリードを保ち続け、ティズナウに2馬身差をつけてのフィニッシュ。3着にはティズナウから1馬身1/4差開いて、イクトンパークが入線。人気のジェネラルチャレンジは、直線で完全に止まってトップから12馬身ほど遅れた4着に敗退した。
  スキミングはサンディエゴH(G3)に続き、グレイドレースを連勝。G1レースは初勝利。前走に引き続いての快調な逃げで、後続を完封しての気持ちのよい勝利。1着賞金は$600,000(約6600万円)。良馬場の勝ち時計は、2.01.22。

 

  アンシェイディドG1初制覇――トラヴァーズS(G1)  [ 8/26/2000 ]

  真夏のダービー、トラヴァーズS(G1)は、8月26日(土)サラトガ競馬場ダート10Fを舞台に9頭によって争われた。例年と同じく、春の既存勢力、および夏の上がり馬など多士済済が顔をそろれたが、出走を伝えられていたプリークネスSホース、レッドブレットRed Bulletの戦線離脱が残念でならない。
  1番人気に推されたのは、ハスケル招待H(G1)でG1初勝利を飾ったディクシーユーニオンDixie Unionで3.55倍。以下、レクシントンH(G2)を制し、ベルモントS(G1)3着のアンシェイディドUnshaded(4.45倍)、マリーンS(G3)、オハイオダービー(G2)を制し、ハスケル招待H(G1)3着のミルウォーキーブルーMilwaukee Brew(5.00倍)、ジムダンディーS(G2)2着のキュルールCurule、ドワイヤーS(G2)の勝ち馬、アルバートザグレイトAlbert the Great(8.90倍)までが10倍以下の人気。ちなみにいつも人気のないベルモントSホース、コメンダブルCommendableは、10.20倍の6番人気。
  逃げ馬不在で、押し出されるようにハナを切ったのは、コメンダブルで、半マイル38.43のゆったりしたペースをつくる。半馬身後ろにアルバートザグレイト。さらに半馬身遅れて、ディクシーユーニオン。先行3騎の様子をうかがうように、2馬身後方にミルウォーキーブルー。人気の一角、アンシェイディドは、先頭から6馬身ほど離れた6番手を追走。3コーナーに入ると、アルバートザグレイトと、ディクシーユーニオンが進出し、コメンダブルを含め3頭が横に並ぶ。それを見るようにアンシェイディドが一気に動き、アルバートザグレイトと雁行して4コーナーを回る。コメンダブルはある程度食い下がるも、ディクシーユーニオンは手ごたえが悪く、直線に入ると、完全にアルバートザグレイトとアンシェイディドのマッチレースとなる。一時はアルバートザグレイトが半馬身ほど前へ出るも、アンシェイディドが差し返し、アタマ差捕えたところがフィニッシュラインだった。6馬身1/2差遅れた3着には、コメンダブル。1番人気のディクシーユーニオンはいつもの伸びが見られず、勝ち馬から9馬身ほど離された4着に終わった。
  アンシェイディドはG1レース初勝利。ほかにレクシントンS(G2)勝ち、ベルモントS(G1)3着といった実績がある。トラヴァーズS(G2)のトライアル、ジムダンディーS(G2)グレイムホールGraeme Hallの3着だった。1着賞金は$600,000(約6600万円)。良馬場の勝ち時計は、2.02.59。

 

  パシフィッククラシックS(G1)出馬表  [ 8/25/2000 ]

8月26日(土) デルマー競馬場 ダート10F 4歳以上 総賞金$1,000,000

 
馬名
性齢
斤量
騎手
 
1
リヴァーキーンRiver Keen
牡9
56.2
V. Espinoza
 
2
ジェネラルチャレンジGeneral Challenge
せ5
56.2
C. Nakatani
 
3
ユーカーEuchre
牡5
56.2
D. Flores
 
4
ティズナウTiznow
牡4
53.1
C. McCarron
 
5
スキミングSkimming
牡5
56.2
G. Gomez
 
6
イクトンパークEcton Park
牡5
56.2
K. Desormeaux
 
7
フォーティーワンキャラッツForty One Carats
牡5
56.2
E. Delahoussaye

 

  トラヴァーズS(G1)出馬表  [ 8/25/2000 ]

8月26日(土) サラトガ競馬場 ダート10F 4歳 総賞金$1,000,000

 
馬名
性齢
斤量
騎手
 
1
カントリーコーストCountry Coast
牡4
57.2
M. Julien
 
2
キュルールCurule
牡4
57.2
M. Smith
 
3
コメンダブルCommendable
牡4
57.2
P. Day
 
4
ミルウォーキーブルーMilwaukee Brew
牡4
57.2
J. Bailey
 
5
ポーストポーンドPostponed
牡4
57.2
E. Prado
 
6
アンシェイディドUnshaded
せ7
57.2
S. Sellers
 
7
ディクシーユーニオンDixie Union
牡4
57.2
A. Solis
 
8
インピーチメントImpeachment
牡4
57.2
R. Migliore
 
9
アルバートザグレイトAlbert the Great
牡4
57.2
J. Chavez

 

  ゴールデンミシルは、イズリンHへ  [ 8/22/2000 ]

  ウィトニーH(G1)で5着に敗れ、シリーズチャンピオン、ボーナスともにその手からこぼれたゴールデンミシルGolden Missileは、 8月27日(日)にモンマスパークで行われるフィリップ・H・イズリンH(G2)に出走する予定だ。同レースにはほかにも、イクトンパークEcton Park、サーベアSir Bear、ブレイジングソードBlazing Sword、プレズントブリーズPleasant Breeze、トークスチープTalk's Cheap、マウンテンレンジMountain Range、リゼRize、トゥルーラックTruluckがエントリーしている。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  アードイン騎手、5,000勝達成  [ 8/22/2000 ]

  ロナルド・アードインRonald Ardoin騎手が、去る日曜日にルイジアナダウンズで16人目となる北アメリカでの通算5000勝を達成した。最多勝は、現役で活躍中のラフィット・ピンカイ・ジューニアLaffit Pincay Jr.騎手の8,956勝。ついで、ビル・シューメイカーBill Shoemaker騎手の8,833勝。アードインの次なる目標は、ヴァスケスJacinto Vasquez騎手の5,231勝となる。
  アードインは、「ここルイジアナダウンズで5,000勝が達成できるとは格別だ。」とコメントし、1年半以内にヴァスケスの記録を越えると約束した。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  今週の注目レース――デルマーオークス(G1)  [ 8/21/2000 ]

  8月27日(日):デルマー競馬場(カリフォルニア州):4歳牝馬:芝9F:数少ない4歳牝馬による芝のG1レースで、西海岸ベースホースの4歳牝馬ターフチャンピオン決定戦。限定条件では、9月中旬のガーデンシティーBCH(G1)と、10月初旬のクイーンエリザベス2世チャレンジカップS(G1)があるくらいだが、古馬混合戦になると数はずっと増える。4歳牝馬ターフランナーの最終目標は、ブリーダーズカップフィリーアンドメアターフ(G1)かマイル(G1)になる。昨年の勝ち馬は、今期も現役で活躍中のトゥーシャルマンTout Charmant。過去の勝ち馬に名牝、ハリウッドワイルドキャットHollywood Wild Cat。

 

  今週の注目レース――トラヴァーズS(G1)  [ 8/21/2000 ]

  8月26日(土):サラトガ競馬場(ニューヨーク州):4歳:ダート10F:4歳ダート四冠目ともいえる格式の高いレースで、真夏のダービーMid-Summer Derbyの別称を持つミリオンレース。今年で131回を数える最古の重賞でもある。春のクラシックシリーズをにぎわせた既存勢力と、ドワイヤーS(G2)、ジムダンディーS(G2)、ハスケル招待H(G1)などに出走した夏の上がり馬が激突する舞台となる。今後出走馬たちは、4歳馬限定のスーパーダービー(G1)組と、古馬混合のウッドワードS(G1)、ジョッキークラブゴールドカップS(G1)組に別れてブリーダーズカップクラシック(G1)を目指すことになる。昨年の勝ち馬は、'00NTRAチャンピオンズシリーズの覇者で、年度代表馬候補の一頭、レモンドロップキッドLemon Drop Kid。

 

  今週の注目レース――キングズビショップS(G1)  [ 8/21/2000 ]

  8月26日(土):サラトガ競馬場(ニューヨーク州):4歳:ダート7F:短距離路線の価値向上から昨年度よりG1に昇格。中距離馬のトラヴァーズS(G1)に対応するレースで、4歳短距離馬の一大目標となった。出走馬たちの集大成はもちろんブリーダーズカップスプリント(G1):昨年の勝ち馬は、フォーレストリーーForestry。

 

  今週の注目レース――パシフィッククラシックS(G1)  [ 8/21/2000 ]

  8月26日(土):デルマー競馬場(カリフォルニア州):4歳以上:ダート10F:1991年に新設。西海岸の古馬3大レース*のひとつを占めるミリオンレース。西海岸ベースの古馬にとっては、夏季の大目標となる。今後、西海岸で施行されるG1戦はなく、有力馬は、東上してウッドワードS(G1)、ジョッキークラブゴールドカップS(G1)を使ってブリーダーズカップクラシック(G1)へ臨むことになる。昨年は、NTRAチャンピオンズシリーズの最終戦に位置づけられていた。昨年の勝ち馬は、連覇を狙うジェネラルチャレンジGeneral Challenge。過去の勝ち馬に、連覇を果たしたティナーズウェイTinners Way、ジェントルメンGentlemen、フリーハウスFree Houseなど。*パシフィッククラシックS(G1)のほかに、ビッグキャップBig 'Cap:サンタアニタH(G1)、ゴールドカップ:ハリウッドゴールドカップS(G1)を指し、すべてのレースをスウィープしたのは、ベルトパルBest Palただ一頭。

 

  今週の注目レース――パーソナルエンスンH(G1)  [ 8/21/2000 ]

  8月25日(金):サラトガ競馬場(ニューヨーク州):4歳以上牝馬:ダート10F:ブリーダーズカップディスタフ(G1)で、その年のケンタッキーダービーホース、ウィニングカラーズWinning Colorsを退け、16戦無敗の戦績を残した名牝の名を冠したレース。1週前に行われる4歳牝馬によるアラバマS(G1)の古馬版といった位置づけ。今後、東海岸の有力馬たちは、9月中旬のラフィアンH(G1)、10月中旬のベルデイムSと転戦し、ブリーダーズカップディスタフへの機運が高まってくる。昨年の勝ち馬は、今期も現役で活躍中のビューティフルプレジャーBeautiful Pleasureで、その後ベルデイムS(G1)、ブリーダーズカップディスタフ(G1)と連勝し、古馬牝馬チャンピオンに輝いた。

 

  チェスターハウスG1初制覇――アーリントンミリオンS  [ 8/20/2000 ]

  真夏のアメリカ競馬最大のイベントで、本年度よりエミレイツワールドシリーズレイシングチャンピオンシップにも組み込まれたアーリントンミリオンS(G1)は、8月19日(土)、アーリントンパーク競馬場芝10Fを舞台に7頭によって争われた。2年間の休催を挟んで総賞金が200万ドル(約2億2000万円)に倍増され、トップホースの参戦が期待されたが、ヨーロッパからのエントリーは、スリックリー1頭に留まり、迎え撃つアメリカ勢もロイヤルアンセムRoyal Anthemの休場、サンシャインストリートSunshine Streetの直前になっての回避など、いまひとつ盛り上がりに欠けるメンバー構成になってしまった。
  1番人気(3.90倍)に支持されたのは、前走のサンセットH(G1)で、シングルエンパイアSimgle Empire以下を退け、北米初勝利を飾ったビエナマドBienamado。名前からも想像がつくように、西海岸を中心に大活躍したビエンビエンBien Bienの直仔にあたる。2番人気(4.30倍)は、ターフクラシックS(G1)、マンハッタンH(G1)と春期の主要G1を連勝して休み明けでここに臨むマンダーManndar。以下、アルゼンチンのチャンピオンホースで、北米デビュー戦でインプレッシブな勝利を飾ったアシデロAsidero(4.60倍)、詰めのあまりレースが続くも、芝ダート問わずに堅実なチェスターハウスChester House(4.80倍)、 ゴドルフィンが送る刺客、鞍上のデトーリが不気味なスリックリーSlickly(5.50倍)。ここまでが10倍以下で、主役不在のアメリカ芝戦線を象徴する上位拮抗の大混戦となった。
  重馬場で主導権を握ったのはアシデロで、半マイル47.73、6F1.11.85といったゆったりとしたペースで後続を引き離して逃げる。2番手には、走る旅芸人ラニングスタッグRunning Stag、以下1、2馬身ほどの等間隔で、スリックリー、チェスターハウス、ビエナマド、ミュラギュラMula Gula、マンダーが続く。レースは動かず、4コーナーまで、アシデロの逃げ続くが、スローペースを見越して、インコースで我慢していたチェスターハウスが一気に進出。先行馬が伸びあぐむなか、最後方に位置していたマンダーとミュラギュラが追い上げ体勢に入るが差は縮まらず、チェスターハウスが後続に3馬身1/4差をつけてフィニッシュ。2着には、不得手とも思われる重馬場で4コーナーしんがりから追い込んだマンダー。スタートで挟まれるなど、スムーズさを欠くレースだっただけに残念。さらに1/2差がついて、ミュラギュラが入線。4コーナーで外に振られる不利がなけらば差は詰まっていたかもしれない。1番人気のビエナマドは、3着から1馬身遅れた4着。5番手から流れ込んだだけだった。
  チェスターハウスは、G1レース初勝利。おもな戦績に、'99ブリガディアジェラードS(英:G3)、'98、'99英インターナショナルS(G1)3着、'99ブリーダーズカップクラシック(G1)4着などがある。今期からアメリカに移籍し、イクスプローシヴビッドH(G3)3着、イクセルシアBCH(G3)3着、スティーヴンフォースターH(G2)4着、ハリウッドゴールドカップS(G1)7着、エディーリードH(G1)2着など堅実な成績を残すも、ダートでは少々底を見せた感があったが、本来の仕事場である芝で見事頂点を極めた。
  エミレイツワールドシリーズの情報につきましては、「エミレイツワールドシリーズレイシングチャンピオンシップ2000」もあわせてご覧ください。

 

  ブリーダーズカップコンテストに100万ドルの賞金  [ 8/20/2000 ]

  全米サラブレッド競馬協会(NTRA)と、ブリーダーズカップ社は、ファンのために新しいコンテストを開催することを発表した。11月4日にチャーチルダウンズ競馬場で行われるチャンピオンシップデイおいて、全8レースの1着馬を的中させると100万ドル(約1億1000万円)の賞金が与えられる。投票は、インターネット上で行われる予定。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  エクセレントミーティング、現役を引退  [ 8/19/2000 ]

  エクセレントミーティングExcellent Meetingが、8月12日のクレメント・L・ハーシュH(G2)5着を最後に、カリフォルニア州ラモナRamona近郊のゴールデンイーグルファームで繁殖入りすることになった。
  エクセレントミーティングは、父ジェネラルミーティングGeneral Meeting、母フィッティドクラウンFitted Crown、その父チーフスクラウンChief's Crownという血統の5歳牝馬で、ゴールデンイーグルファームの服色で走った。通算成績は、20戦8勝。生涯獲得賞金は、$1,402,396。おもな戦績に、'98ハリウッドスターレットS(G1)、'99オークリーフS(G1)、'00サンタアニタオークス(G1)、'00ラスヴィルヘネスS(G1)、'98デルマーデビュターントS(G2)、'99ファンタジーS(G2)、'99プリンセスS(G2)、'98ブリーダーズカップ・ジューヴェナイルフィリーズ(G1)2着、'00ヴァニティーH(G1)3着、'00ミレイディーBCH(G1)3着などがある。*牝馬ながらに、'99ケンタッキーダービー(G1)に挑戦する(5着)など、ステイブルメイトのシルヴァーブレットデイSilverbulletdayとともに、1998年、99年のレースシーンを沸かせた。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  アーリントンミリオンS(G1)出馬表  [ 8/19/2000 ]

8月19日(土) アーリントンパーク競馬場 4歳以上 芝10F 総賞金$2,000,000(約2億2000万円)

 
馬名
性齢
斤量
騎手
 
1
アシデロAsidero
牡5
57.2
A. Solis
 
2
チェスターハウスChester House
牡6
57.2
J. Bailey
 
3
スリックリーSlickly
牡5
57.2
L. Dettori
 
4
マンダーManndar
牡5
57.2
C. Nakatani
 
5
ビエナマドBienamado
牡5
57.2
K. Desormeaux
 
6
ラニングスタッグRunning Stag
牡7
57.2
S. Sellers
 
7
ミュラギュラMula Gula
牡5
57.2
M. Guidry

 

  今週の注目レース――アーリントンミリオンS(G1)  [ 8/16/2000 ]

  8月19日(月):アーリントンパーク競馬場(イリノイ州):4歳以上:芝10F:総賞金$2,000,000(約2億2000万円))1983年に創設された世界初のミリオンレースで、真夏のアメリカ最大のイベント。ブリーダーズカップ(G1)やジャパンカップ(G1)に直結するレースとして重要な位置を占め、2000年度の第2回エミレイツワールドレイシングシリーズにも組み込まれた。1998年、99年はアーリントンパーク競馬場の閉鎖にともない中止。アーリントンパーク競馬場の再開とともにG1格も保守されることになった。賞金はダブルミリオンに増額も、レース名はそのまま。
  過去の優勝馬に、*トロメオTolomeo、ジョンヘンリーJohn Henry、マニラManila、*ゴールデンフェズントGolden Pheasant、ディアドクターDear Doctor、スターオヴコジーンStar of Cozzene、パラダイスクリークParadise Creek、アワドAwadなど、日本でも馴染みの深い馬が多い。 97年の勝ち馬は、マーリンMarlin。

 

  今週の注目レース――セクレタリアトS(G1)  [ 8/16/2000 ]

  8月19日(月):アーリントンパーク競馬場(イリノイ州):4歳:芝10F:総賞金$400,000(約4400万円):アメリカの歴史的名馬の名を冠したレースで、7月初旬のアーリントンクラシックS(G2)、7月下旬のアメリカンダービー(G2)から続く、中部アメリカ三冠Mid-America Triple Crownシリーズの掉尾を飾る、真夏の4歳ターフチャンピオン決定戦。4歳ターフランナーにとっては、貴重なG1戦で、他には11月下旬のハリウッドダービー(G1)を残すのみ。今後、トップランナーたちは、古馬との対戦を選ぶか、秋の西海岸三冠を目指すことになる。
  1998年、99年はアーリントンパーク競馬場の閉鎖にともない中止。アーリントンパーク競馬場の再開とともにG1格も保守されることになった。97年の勝ち馬は、いまも現役で活躍し、今年のアーリントンミリオン(G1)にも登録のあるオナーグライドHonor Glideで、上記のトリプルクラウンを達成している。他の三冠馬は、66年のバックパサーBuckpasserまで遡ることになる。92年には武豊騎手が遠征し、ワールドクラススプラッシュWorld Class Splashの手綱を執り、アワドAwadの4着に入着している。

 

  グリーンマン師が死去  [ 8/16/2000 ]

  デルマー競馬場をベースに活躍したウォールター・グリーンマンWalter Greenman師が、日曜日の夜にカリフォルニア州、サンディエゴの自宅で亡くなった。享年60歳。死因は癌と見られている。
  髪の色に所以する「シルヴァー・フォックス」という愛称で親しまれてきたグリーンマンは、カンザス州ウィチタWichitaの出身で、1955年から4年間をアリゾナ州でジョッキーとして過ごし、19歳で鞭を置いた後は、ターフパラダイス競馬場で調教の仕事を始めた。その後、オーナー、ヴァーン・ウィンチェルVerne Winchellの勧めもあって、1969年にはカリフォルニアに移転。1970年代から80年代にかけて、北カリフォルニアサーキットでトップコンディショナーのひとりに上り詰め、90年代になると、厩舎を南カリフォルニアに移した。過去の主な管理馬に、パシフィックバウンティPacificbounty、サヴィニオSavinio、ヒドゥンレイクHidden Lake、アドミスAdmise、ピンフロロンPinfloron、カントリーガーデンCountry Gardenなどがいる。
  グリーンマンは昨年の8月に脳腫瘍除去の手術を受けたにもかかわらず、月末のパシフィッククラシック(G1)に出走するサッチキャリズマSuck Charismaを見守るためデルマーに戻ってきた。 自宅は、デルマーサラブレッドクラブから、約2マイルの位置にあり、金曜日の調教後、デルマー競馬場のパドックで、追悼会が執り行われる。
  *グリーンマン師は、南カリフォルニアに遠征中の武豊騎手に多くの騎乗を依頼していた。厩舎は、長年、師の助手を務めた長男のディーンDean氏に引き継がれる可能性がある。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  スキャッターザゴールド、スーパーダービーへ  [ 8/16/2000 ]

  ブリーダーズS(R)で3着に敗れたカナダ二冠馬、スキャッターザゴールドScatter the Goldは再びダート路線に戻り、9月30日にルイジアナダウンズで行われるスーパーダービー(G1)へ向けて調整されることになった。(Daily Racing Form)

 

  サンシャインストリートが、外傷でアーリントンミリオンを回避  [ 8/16/2000 ]

  今春のサンフアンカピストラノ招待(G1)の勝ち馬、サンシャインストリートSunshine Streetが、アーリントンミリオン(G1)を回避することになった。同馬は、7月30日に行われたエディーリードH(G1)で5着に敗れた際、脚部に軽度の外傷を負った模様で、大事には至らなかったものの慎重を期すとのこと。
  現在のところ、アーリントンミリオンには以下の9頭が出走を予定している。アシデロAsidero、ビエナマドBienamado、チェスターハウスChester House、フォールコンフライトFalcon Flight、ミュラギュラMula Gula、ラニングスタッグRunning Stag、オナーグライドHonor Glide、スリックリーSlickly、マンダーManndar。(Daily Racing Form)

 

  蛯名、グランマルーは5着――アディロンダックS  [ 8/15/2000 ]

  サラトガ開催、3歳牝馬チャンピオン決定戦、スピナウェイS(G1)の前哨戦にあたる、アディロンダックS(G2)は、8月14日(月)、サラトガ競馬場を舞台に6頭によって争われた。蛯名騎手騎乗のグランマルーGrandma Luは、 ハナを切るも、4コーナーで一杯になり、勝ち馬から大きく遅れた5着/6頭に敗れた。勝ち馬は、2番手から早めに先頭にたったレイジングフィーヴァーRaging Fever。不良馬場の勝ち時計は1.17.47。1着賞金は$150,000(約1700万円)

 

  武、レイザーストームは6着――ソレントS  [ 8/15/2000 ]

  デルマー開催、3歳牝馬チャンピオン決定戦、デルマーデビュターントS(G1)の前哨戦にあたる、ソレントS(G2)は、8月13日(日)、デルマー競馬場を舞台に7頭によって争われた。武豊騎手騎乗のレイザーストームLazer Stormは、好スタートからの逃げも、直線でバテて馬群に沈み、勝ち馬から約14馬身離された6着/7頭に終わった。勝ち馬は、中団から脚を伸ばしたギヴンプライズGiven Praise。 良馬場の勝ち時計は1.17.88。1着賞金は$150,000(約1700万円)

 

  ジャックルマロワ賞(G1)全着順  [ 8/14/2000 ]

ドーヴィル競馬場(フランス) 4歳以上 芝8.0F

   
着差
馬名
性齢
騎手
 
1
1.34.60 ムータティールMuhtathir
牡6
L. Dettori
 
2
3 センダワールSendawar
牡5
G. Mosse
 
3
1 1/2 キングサルサKingsalsa
牡5
O. Peslier
 
4
1/2 クリンプリーンCrimplene
牝4
P. Robinson
 
5
2 ティンボロアTimboroa
牡5
T. Jarnet
 
6
アタマ ニューストーリーNew Story
牝4
S. Pasquier
 
7
3/4 チェルシーマナーChelsea Manor
牡5
T. Thulliez
 
8
ハナ ファベルガーFaberger
牡5
L. Hammer-Hansen
 
9
アタマ ダンジガウェイDanzigaway
牝5
O. Doleuze
 
10
アタマ シュガーフットSugarfoot
牡7
C. Asmussen
 
11
  レイディーオヴチャドLady Of Chad
牝4
M. Ebina

 

  ハロウドドリームズ、17連勝ならず  [ 8/13/2000 ]

  デビュー以来、16連勝中のハロウドドリームズHallowed Dreamsが、新記録を賭け、8月12日(土)にイヴァンジェリーンダウンズ競馬場で行われたミレニアムS(G外)に出走した。1.10倍の圧倒的1番人気に支持された同馬だったが、いつもの軽快な逃げが見られず、勝ち馬から2+2 1/4遅れた3着に敗退。生涯で初めて他馬の後塵を拝した。

 

  シアトルスルーの牡馬に$4,200,000  [ 8/13/2000 ]

  サラトガイヤリングセールで、シアトルスルーの牡馬に$4,200,000(約4億6200万円)の値がついた。母は、ワイルドアゲイン産駒のG3ウィナー、7歳牝馬オミOmiで、同馬が初の産駒となる。これはセール史上、2番目の高値。1位は、1984年サラトガで記録された、父ノーザンダンサー、母バブリングBubbling、その父ステイジドージョニーの牡馬で$4,600,000。購入者は、カリフォルニア在住のデイヴィッド・シモンDavid Shimmon氏。イヤリングセールのファイナルセッションにおける平均価格は約$400,000で、総売上、平均価格ともに過去最高を記録した。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  レモンドロップキッド、年内一杯で種牡馬に  [ 8/13/2000 ]

  レモンドロップキッドLemon Drop Kidが、11月4日のブリーダーズCクラシックを最後に、ケンタッキー州のレインズエンドファームで種牡馬入りすることになった。シンジケートが組まれる予定で、種付料は未定。レモンドロップキッドは、キングマンボ産駒の5歳馬。シアトルスルー産駒の母チャーミングラッシーCharming Lassieは、エーピーインディーなどを産んだ名繁殖牝馬ウィークエンドサプライズWeekend Surpriseの半姉に当たる名門の出。血統的価値が大きい上に、'00NTRAチャンピオンズシリーズに優勝。そして、現在までにG1、4勝を含め、グレイドレース7勝*、獲得賞金$2,819,970といった現役屈指の実績を残しているだけに種牡馬としての期待も高まる。*'98フューチュリティーS(G1)、'99ベルモントS(G1)、'99トラヴァーズS(G1)、'00ブルックリンH(G2)、'00サバーバンH(G2)、'00ウィトニーH(G1)(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  全米競馬博物館・フォールオヴフェイムHがG2に回復  [ 8/13/2000 ]

  降雨にため、芝からダートに条件が変更となり、規定によりG2からG3に降格となった全米競馬博物館・フォールオヴフェイムHが、その後の協議の結果、本来のG2格に回復することとなった。同時に、1着のターンオヴザセンチュリーturnofthecentury以下の入着馬たちも、G2レース出走という記録になると見られている。The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  スキャッターザゴールド、カナダ三冠の夢散る  [ 8/13/2000 ]

  7頭目のカナダ三冠馬へ挑むべく、ブリーダーズS(R)に臨んだスキャッターザゴールドScatter the Goldは、中団からレースを進めたもののいつもの伸びが見られず、勝ち馬から3馬身+クビ差の3着/7頭に敗れた。勝ったのは、マイク・スミス騎乗のアメリカ調教馬、ロッジヒルRodge Hillで、後方追走から直線で力強く抜け出した。
  カナダ三冠は、内国産馬(調教国は海外でも可)に限定されているものの、クイーンズプレイトS(R:ダート10F)、プリンスオヴウェールズS(R:ダート9.5F)、ブリーダーズS(芝12F)と条件が変則的で、改めて完全制覇の難しさを思い知らされた。

 

  タマリスクも現役復帰  [ 8/11/2000 ]

  G1ウィナー、タマリスクTamariskが、現役復帰の準備を整えている。同馬は1998年に引退し、種牡馬入りしたが、生殖能力の欠損のため、エリオット・ウォルデン師のもと現役復帰の運びとなったようだ。タマリスクは、グリーンデザート産駒の6歳馬。生涯成績は8戦5勝。1998年のヘイドックパーク・スプリントカップ(英G1)を制している。その後、ブリーダーズカップ・スプリント(G1)を目指し、ウェイン・ルーカス師のもとへ転厩したが、プレップレースで負傷し、本番を迎えることなくトラックを去った。(Daily Racing Form)

 

  ハルズホープ、復権を賭けウェストヴァージニアダービーへ  [ 8/11/2000 ]

  ホーリーブルS(G3)と、フロリダダービー(G1)の覇者、ハルズホープHal's Hopeがウェストヴァージニアダービー(G外)で久々の勝利を狙う。同馬は、フロリダダービーでハイイールドHigh Yieldを抑え逃げ切り勝ち、ケンタッキーダービーの有力候補に名乗りをあげたが、その後はブルーグラスS(G1)8着/8頭、ケンタッキーダービー(G1)15着/18頭、プリークネスS(G1)8着/8頭とまったく振るわず。前走のキャリーバックS(G外)も、7着/9頭に敗退している。しかし、手綱を執ったロジャー・ヴェレツRoger Velezによると、渋った馬場を気にしてまったく競馬をしていないとのことで、良馬場条件にメンバーが大幅に軽くなる今回は絶対に負けられないところ。(Daily Racing Form)

 

  今週の注目レース――ソードダンサー招待H  [ 8/10/2000 ]

  8月12日(土):サラトガ競馬場(ニューヨーク州):4歳以上:芝12F:総賞金$400,000(約4400万円)
  '59年度代表馬に輝いた名馬の名を冠したレース。モンマスパーク競馬場のユーナイティドネイションズH(G1)から続く、芝長距離路線の一戦。この時期、西海岸には長距離のビッグレースが少なく、一流馬は東海岸へ遠征してのレースとなる。今後は、ベルモントパークのマンオウォーS(G1)、ターフクラシックS(G1)へと転戦し、大目標のブリーダーズカップクラシック(G1)への機運が高まってゆく。ニューヨークを中心としたシリーズだけに、ヨーロッパ在籍馬の参戦もまま見受けられる。昨年の勝ち馬は、オナーグライドHonor Glide。

 

  スキャッターザゴールド、カナダ三冠、ファイナルステイジへ  [ 8/10/2000 ]

  ダート10Fのクイーンプレイト(R)*と、ダート9.5Fのプリンスオヴウェールズ(R)*の覇者、スキャッターザゴールドScatter the Goldが、芝12Fのブリーダーズステークス(R)*で、7頭目のカナダ三冠馬と、ボーナス$500,000に挑戦する。スキャッターザゴールドは、牝馬ながらカナダ三冠を達成したダンススマートリーDance Smartlyの産駒で、父は大種牡馬ミスタープロスペクター。初勝利がクイーンプレイトとなった変わったキャリアの持ち主。*カナダ三冠は内国産馬限定戦のため、国際的な格付けは与えられていない。(Daily Racing Form)

 

  ジョン・ヴェラスケス騎手、落馬で負傷  [ 8/ 7/2000 ]

  ジョン・ヴェラスケスJohn Velazquez騎手が、土曜日のサラトガ5Rで落馬に巻き込まれ、左肩を負傷した。レントゲン検査の結果では、鎖骨を骨折している模様。土曜日のジムダンディーS(G2)に出走したキュルールCuruleは、マイク・スミスに、日曜日のハスケル招待H(G1)に出走したモーザンレディーMore Than Readyは、リチャード・ミリオリRichard Miglioreに乗り替わりとなった。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  レモンドロップキッド、難敵を寄せつけず――ウィトニーH(G1)  [ 8/ 6/2000 ]

  NTRAチャンピオンズシリーズ最終戦、ウィトニーH(G1)は、8月6日(日)サラトガ競馬場ダート9Fを舞台に6頭によって争われた。頭数こそ少なかったものの、レモンドロップキッドLemon Drop Kid、ベーレンズBehrens、ゴールデンミシルGolden Missileといった東海岸三強がともに顔を揃え興味深い一戦となった。
  1番人気に支持されたのは、前走のサバーバンH(G2)でベーレンズ以下を完封。東海岸の暫定チャンピオン、トップハンデのレモンドロップキッド(3.05倍)。2番人気に同馬に雪辱を期す、チャンピオンシリーズの初代王者、ベーレンズ(3.20倍)。3番人気に、ピムリコスペシャルH(G1)スティーヴンフォースターH(G2)を連勝し、波に乗るゴールデンミシル(3.30倍)が推され、オッズ的にも三つ巴の様相を呈した。
  ハナを切ったのは、格下と見られるデイヴィッドDavidで、平均ペースの逃げを打つ。1馬身ほど遅れた2番手には、昨年のBCクラシック以来、勝ち星に恵まれていないキャットシーフCat Thief。それに並走して、ゴールデンミシル。1馬身ほど離れて、ベーレンズ、並んでレモンドロップキッド。その後ろにラニングスタッグと、6頭が一団となって進む静かな展開。
  4コーナーに入ると、 早々とデイヴィッドが脱落。代わってキャットシーフが先頭に立ち、ゴールデンミシルが並びかける。レモンドロップキッドも先頭から1馬身差まで差を詰め、直後のベーレンズも含めて、直線の追い比べとなる。キャットシーフが粘りこむなか、意外にもゴールデンミシルがいち早く脱落。ベーレンズも思ったほど伸びない。有力馬が伸び倦むなか、レモンドロップキッドが前をきっちりと捕え差を開き、1.48.30(稍重馬場)のタイムでトップゴール。ウィトニーH(G1)と同時に、8ヶ月に渡ったチャンピオンシリーズの頂点にも君臨した。2馬身差の2着には、流れ込んだキャットシーフで、BCクラシックホースの面目躍如。さらに4馬身1/4開いて伸びきれなかったベーレンズ。ゴールデンミシルは、直線で一杯になって、5着に敗退した。
  レモンドロップキッドは、ブルックリンH(G2)、サバーバンH(G2)に続き、グレイドレース3連勝。他にも'98フューチュリティーS(G1)、'99ベルモントS(G1)、'99トラヴァーズS(G1)といった戦績を残している。東海岸の有力馬たちをなぎ倒したことにより、混戦が続いているダート中距離路線で一歩抜きん出た感がある。
  '00NTRAチャンピオンシリーズ全戦終了。1位:レモンドロップキッド(26ポイント) 2位:ベーレンズ(22)、ゴールデンミシルGolden Missile(22)、ジェネラルチャレンジGeneral Challenge(22)。ボーナスは、レモンドロップキッド:$130,000(26ポイントx$5,000)、キャットシーフ:$40,000(16x$2500)、ベーレンズ:$22,000(22x$1000)
  チャンピオンズシリーズにつきましては、こちらをご覧ください。

 

  ヒムがアメリカに移籍  [ 8/ 6/2000 ]

  7月23日のアメリカンダービー(G2)で武豊騎手が騎乗し2着に入線したヒムHymnは、ロバート・サングスターRobert Sangster氏からディック・ランディDick Lundy師へ売却され、イギリスのジョン・ゴスデンJohn Gosden厩舎からアーリントンにあるディック・ランディ厩舎に移籍した。4歳デビューとなったヒムは、アメリカンダービーでステークスデビューを飾り、最後はパインダンスPine Danceに交わされたものの、逃げて内容の濃い競馬をした。次走は、8月19日にアーリントンパークで行われるセクレタリアトS(G1)を予定している。(Daily Racing Form)

 

  デューバイミレニアム、骨折、引退  [ 8/ 5/2000 ]

  デューバイミレニアムDubai Millenniumが、右後脚骨折のため引退し、シェイク・モハメド殿下のダーラムホールスタッドDahlam Hall Studで種牡馬入りすることが明らかになった。命には別状がないが、手術が必要な模様。モハメド殿下が、モンジューMontjueのオーナーであるマイケル・テイバーMichael Tabor氏に$6,000,000のマッチレースを申し込んだ直後に骨折が判明した。マッチレースは、10Fで行われる予定だった。
  デューバイミレニアムは、10戦9勝。おもな戦績に、'99ジャックルマロワ賞(G1) '99クイーンエリザベスS(G1) '00デュバイワールドカップ(G1) '00プリンスオヴウェールズS(G1)がある。唯一の敗戦は、距離が長すぎたエプソムダービー(G1)。デューバイミレニアムは当初、ヤーザーYaazerという名を持っていたが、2000年のデュバイワールドカップ(G1)を念頭に入れて、3歳の初出走前に登録名を変更した。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  ウィトニーH(G1)出馬表  [ 8/ 5/2000 ]

8月6日(日) サラトガ競馬場 4歳以上 ダート9F 総賞金$750,000(約8200万円)

 
馬名
性齢
斤量
騎手
 
1
レモンドロップキッドLemon Drop Kid 牡5 55.8 E. Prado
 
2
ベーレンズBehrens 牡7 55.3 J. Bailey
 
3
ゴールデンミシルGolden Missile 牡6 54.9 K. Desormeaux
 
4
デイヴィッドDavid 牡5 51.7 A. Gryder
 
5
ラニングスタッグRunning Stag 牡7 54.4 S. Sellers
 
6
キャットシーフCat Thief 牡5 53.1 J. Chavez

 

  ジェネラルチャレンジ、パシフィッククラシックへ  [ 8/ 4/2000 ]

  8月6日のNTRAチャンピオンシリーズ最終戦、ウィトニーH(G1)には目もくれなかったジェネラルチャレンジは、8月26日にデルマー競馬場で行われるパシフィッククラシック(G1)連覇に臨む。同レースには、ハリウッドゴールドカップS(G1)の勝ち馬、アーリーパイオニアEarly Pioneerや、イクトンパークEcton Parkが出走を予定している。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  サークルオヴライフ、骨折で引退  [ 8/ 4/2000 ]

  G1ウィナー、サークルオヴライフCircle of Lifeが左前脚管骨骨折のため引退することとなった。繋養先は、ケンタッキー州パリス(パリ)Paris郊外のアシュフォードスタッドAshford Studの分譲、クリークヴューフォームCreekview Farm。7月29日のテストS(G1)10着が最後のレースとなった。
  サークルオヴライフは、1999年のニューヨーク産最優秀3歳牝馬。おもな戦績は、'99スピナウェイS(G1)、'99スカイラーヴィルS(G2)2着、'99メイトロンS(G1)3着。今年度は、6戦1勝で、アシュフォードS(G1)3着が最良の成績。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  フレッド・W・フーパー氏が死去  [ 8/ 4/2000 ]

  フロリダのオーナーブリーダー、フレッド・W・フーパーFred W. Hooper氏*が金曜日の早朝、マイアミにて死去した。享年102歳。死因は老衰と見られている。
  主な生産馬に、フープジューニアHoop Jr.、スーズンズガールSusan's Girl、プリシジョニストPrecisionist、クロージャーCrozier、コープランCopelan、トライジェットTri Jet、ディプロマティックジェットDiplomatic Jetなどがおり、ステークスウィナーは100頭以上に上る。1991にイクリプス賞功労賞を、1975年と82年には、同賞優秀生産者賞を受賞している。*同氏は、コールダー競馬場のレースにも名を刻んでいる。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  ウィトニーHへ向けて  [ 8/ 2/2000 ]

  NTRAチャンピオンシリーズ最終戦、ウィトニーH(G1)へ向けて、ゴールデンミシルGolden Missileが、月曜日の調教で軽快な動きを披露した。また、有力馬の1角であるレモンドロップキッドLemon Drop Kidも、土曜日の調教で順調な仕上がりを見せた。ウィトニーHには、他にも、ベーレンズBehrens、ラニングスタッグRunning Stag、キャットシーフCat Thief、デイヴィッドDavidが出走を予定している。(The Blood Horse INTERACTIVE)

 

  リヴァーキーン、サンディエゴHへ  [ 8/ 2/2000 ]

  リヴァーキーンRiver Keenは、特別製の蹄鉄を装着し、日曜日のサンディエゴH(G2)に臨む。今年で9歳を迎える同馬は、慢性的な脚部不安を抱えており、順調にレースを使えない。前走のベルエアH(G2)でも、実績上位から1番人気に支持されたが、裂蹄のために3着に敗退している。
  リヴァーキーンは、昨年のウッドワードS(G1)、ジョッキークラブゴールドC(G1)を連勝し、ブリーダーズCクラシック(G1)でも4番人気に支持された実力馬。(Daily Racing Form)

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